“カタカナは危険!!”

単語と語彙,文化と歴史

日本語には英語でも同じ意味だと勘違いされているカタカナが多く存在します。

これらのカタカナの多くは英語を由来とすることは事実、それでもなぜか元の英語に戻すと全く違う意味を持つことは少なくありません。

これは恐らくですが、英語圏に訪れ、特定の単語を覚え、その単語を日本にもってかえってきてカタカナにして使い始めた人がそもそも勘違いしていたのでは?としか思えません。

いずれにせよ、日本で使われているカタカナをそのまま英語にして使ってみた場合、もし意味が通じないのであればそれはまだまだマシですよ~!

実際のところ、英語に直すと、とんでもない意味になってしまう言葉がたくさんあるんです。

一つの例えを挙げてみましょう。それはちょっと前の日本、テレビではあるCMが流れていました。

「あなたがコーヒー、私はクリープ♪」とある女優が歌います。

これは日本語では全く問題ないCMかもしれません。でも英語を話している時にこのまま「クリープ」というカタカナの

言葉を日本語の時と同じように使ってしまうと実はどんでもない表現になってしまうんです!

それはそもそも英語で「creap」という単語は「バカ」、だから「 “私はクリープ” って・・・ 」?!!!

コーヒーに入れてまぜる白い粉のことは英語では “cream”、または “milk” としか言いません。

他にも “フライド・ポテト” 、これは英語では揚げたジャガイモ。

英語では “French fries” ですよね~?!

“ピーマン” はそのまま言ってしまうとスーパー・ヒーローの “豆マン”?

何でも “○○マン” と呼ぶものは英語は大抵の場合スーパー・ヒーローの名前になります。

実に強そうですね~! “豆マン”!!

英語では、正しくは “bell pepper” (鈴の形をしていることから) と言うんですよ!

英語でそのまま使って大問題になるのが多いのは特に食べ物や服、または店などの商品名や日本で生まれたブランド名も。

ここでは全部挙げることはできませんが、英語にすると本当におかしな意味になってしまうカタカナがたくさんあるんです。

また “バイキング” って言う食べ放題という意味の言葉もご存知ですよね?

これは英語でしたら “8~11世紀にかけてヨーロッパの海岸を荒らした北ゲルマン族” のことでこれ以外の他の意味を持つことはありません。

だから “バイキングにしよう”、とか、“あそこはバイキングでしょ?” と、そのまま英語にすると訳わからなくなってしまいます。

これは英語では色んな言い方がありますが、一つには “All-You-Can-Eat” と言い方がまず正解ですね。

 

カタカナ語はさらにその発音から問題となるものも少なくありません。

また例を挙げてみましょう。

一つの例は、関東の某メジャーなラジオ番組では長い間、若い女の子が日曜日の夕方に “皆さ~ん、こんにちは~!アースで~す!” と呼びかけていた番組がありました。 これにはさすがに私も本当にびっくりしたものでした。

というのも、“ア~ス” なんて言葉は英語しか理解できない人が聞くとまず “ass” ( “ケ○” )という卑猥な言葉の意味だとしか思い当たりません。

後々その番組を調べてみてやっと判明した “earth” という言葉のつもりだったようですが、実際この単語の英語の発音はカタカナ化された〝アース” という発音と「全く」違います!!

もう一つの例、それは犬を飼っている皆さん! 今流行りの可愛らしいワンチャンを散歩に連れていかれるそこのアナタです!!。

外でご自分のワンチャンを座らせようとする時、無理してでもしつけ言葉をがんばって英語にして使わなくても良いのでは?と思ってしまいます。

というのも、そこを通り過ぎる時に聞こえてくる皆さんの言葉は「座れ」と言う英語の単語の発音ではなく、英語圏ならではの絶対放送禁止用語の「ク〇!」という超・超下品な言葉になっちゃっていることは知らなかったでしょ~?!!

これは英語圏から来た外国人の間でも有名な一つの「あるある話」で皆大ウケです!

 

この通り、日本ではどこも英語・英語・英語!!と注目されている割にはこういったカタカナからくる危険、誤解、勘違いは訂正、注意を呼び掛けることもなく未だに頻繁に使われています。

これから益々外国人が訪れる我国で一度、正確な意味と発音から見直してみることはとても重要だと思います。

皆さんもがんばってください!!

 

 

 



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