“Too many Chiefs and not enough Indians!”

Idioms & Proverbs (熟語とことわざ)

日本では普段の会話で政治を話題に出すことは

“hear no monkey, see no monkey”

(“見ざる聞かざる言わざる”)、“タブー” とされることが一般的かもしれません。

しかし英語を使うとなれば色んな国々の人との話題の一つになることは間違いありません。

政治問題はどこの国の人でもそれぞれの国の一国民として決して無視できない問題とするのがふつう。

 

我が国日本では、かつて任期の途中で退散する総理大臣の連続で私はすぐ、

“Too many Chiefs, not enough Indians”

(“船頭多して船山に登る” : “監督する人間は多くいるが実際に汗を流して働く人材がいない”、⇒ “一国一城の主が多くてまとまらない。”)

という英語のことわざを思い出しました。

そう、いい格好したがりの人ばかりいるから、何も進みやしない。

以前、どこかの誰かさんが “誰がやっても同じだよ” なんて発言もありましたが、イギリスの庶民院の議員だった Oliver Cromwell は彼の周りにいた何もしない議員の仲間たちに向けてこう言いました:

“You have sat too long for any good you have been doing.”

(あなた方はもうこれ以上議会に残ってくれても全く何の役にも立たないことに間違いはない!)

正にどこかで使えそうな名言ですね。

加えてアメリカの Bill Clinton 元大統領でさえも次の名言を残しています:

“I did not run for this job just to warm the seat. I desperately want to make a difference!”

(意訳: “私はただ“大統領の” 席を温めるためだけにここに座りにきたのではない。 是が非でも、
やけくそになってでも、何らかの変化をもたらすためである。”)

まぁ~、確かに彼はある意味でこの “make a difference” の部分をそのまま実行したことに間違いはありませんけどね・・・(汗)!!

John F. Kennedy は

“Sure it’s a big job, but I don’t know anyone who can do it better than I can!!”

(省略: “確かに大変な仕事には間違いないけれど、私よりうまくできる人などいるものか!”) と。
しかし、政治家は多かれ少なかれどこでも皆同じような人ばかりかもしれません。

また皆考え方が人によって違うかもしれませんが、それはそれで大いに結構なこと。

しかし、我々日本人もそろそろ、少しずつ、最低でも自分の考えをしっかりまとめて意見を持つことが必要になってきたのでは?と感じる時もあります。

では最後に米国の有名な詩人、Ralph Waldo Emerson は次の名言を残しています:

“What lies behind us and what lies before us are tiny matters compared to what lies within us.”

(抄訳: “私たちの過去の問題と今直面している問題など、実際私たち内に潜めている力に比べたら全て些細なこと。”)
そう、少しずつ自分らの意見を持ち、国民の声をあげていくことで、

“The squeaking wheel gets the oil.”

(“きしむ車輪が、油を注してもらえる”) 少しでも我々が “より” 誇りに思える国へ近づけるかも・・・・しれませんね。

ということで、今日はちょっと “固い” 話でした。

Have a great weekend, everyone!!!



ハラケンイングリッシュスクールはこちら

他の情報を見る

法人向けプログラムはこちら

他の情報を見る