“知らぬが仏”

Idioms & Proverbs (熟語とことわざ),文化と歴史

“What you don’t know can’t hurt you”

日本に来て私が未だに苦手なのが夏に出てくる様々な “bugs” (“虫”)。

これは必ずしもアメリカから帰国した人間だから、というわけではないかもしれませんが、少なくとも San Francisco で育った私には虫に “慣れる” という免疫期間がありませんでした。

そう、San Francisco 近辺では日本にいるようなありとあらゆる種類の“bugs” はいません。

理由?

そもそもとても “dry” (空気が乾燥している) で “humid” (湿気) が無いため、 “bugs” にとって生きていく上で必須な環境が整っていないんだと思います。

だからといって虫が全くいないわけでもありません。

全世界、どんな環境でも必ず見る “spiders” (蜘蛛) や “fly” (蠅) はいます。

また繁華街やちょっとでもジメジメしたところにはゴキちゃんも。

しかしそれ以外の実にたくさんの種類の虫がいる日本の夏は、いまだに私にとっては猛暑以外の “苦手” があるというわけです。

笑われてしまうかもしれないが、私の苦手な虫の代表的な存在の一つになっているのが実は “cicada” (蝉) なんです。

何が嫌かって、まずはあの “音”。

もちろん、“彼ら” からすればそれは彼らなりに必死に生きようとしていることは重々理解、尊重しています。

なので別に完全にこの地球から抹消されて無くなればいい、などといった考えは全く持っていません。

ただ、近寄ってこないでほしいだけ。

だから夏はいつも “びくびく” しながら恐れ恐れ歩いているんです。

ところが数年前、ついにこの状況に打ち勝つ方法を見つけたのでした。
それは私が最も敬愛敬するソプラノ歌手、Sarah Brightman (サラ・ブライトマン) の歌の中でもヒントを出してくれています:

“What you’ll never know won’t hurt you”

(知らなければ傷つかない)

ということ。

これは本人、Sarah が元々あった英語のことわざ:

“What you don’t know can’t hurt you”

の形を少し変えて歌にしているだけだと思いますが日本でも、“知らぬが仏”、つまり “気付かなければ怖くない”、という意味ですね。

私の場合、その方法とはイア―フォンをつけて音楽を聴きながら歩くことでした。

好きな曲やきれいな音楽に聴き惚れながら歩いていると、ハッと気付くと真横の木に巨大な蝉がいたりしたこともありましたがその音が全く聞こえないので怖いことなし!

人生の中でこれからも色んな場所で様々な目に遭う時も。

もしかするとこれは一つの対処方法のヒントになるかもしれませんね~!



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