「Learning from Songs」 歌から学べる語学力以上の効果

Idioms & Proverbs (熟語とことわざ),単語と語彙,文化と歴史,英語の基本

かつて、米国では十数年続いた 「American Idol」 というアイドル・オーディション番組が一世風靡していた時がありました。

海外では年齢問わず大変な人気を集め、審査員には米国国内だけではなく世界中で大物と称された “Randy Jackson” ( “M.J.”の兄とは別人で、アメリカのトップ音楽プロデューサーの一人 ) や “JLo” ( Jennifer Lopez ) 、 “Steven Tyler” ( Aerosmithsのメイン・ボーカリスト ) 、さらに番組の後半ではあの Nicole Kidman の夫である Keith Urbanなどが加わったことで大きな注目を浴びていましたね。

この番組がまだ継続されていた頃は当校でも生徒さんたちに歌から楽しく学べる英語の表現や熟語だけではなく、米国や世界の人々の感性、文化、流行からいずれは会話力を参考にして様々な言語に纏わる重要な要素を理解、体験することができる一つの手段として強くお勧めしていました。

過去の優勝者の中には何度もグラミーやオスカー賞をとった人や今では大スターとなった人も少なくありません。
言うまでもなく、番組上で紹介される歌は全て英語の歌。

言語的にも文化的にも常に感情を隠さず露わにすることが求められる英語の歌。

結果的に歌詞にも日本語とは全く異なる繊細いさ、また奥深さを見せることがあります。

元気の出るヒーリング系ではこれが特に一段と解りやすく現れます。

私が個人的にも気に入っている一つの名曲は、 “I‘ll Stand By You” という曲、元々別の人による古い歌でありながら 「American Idol Season 4」 の優勝者、“Carrie Underwood” がこの番組で歌ったことで再び全国民に再認識された名曲となりました。

他にもいい例があるので少し紹介してみますね:

「Let me come along・・・even if you’re wrong I‘ll stand by you・・・Take me to your darkest hours・・・」

(省略: “あなたがどの道を選ぼうとも、そしてその選択が例え結果的に間違えだと解ったとしても私はあなたの
そばから離れることはありません、例え闇の中へとでも必ず付いていきます。” )

「Nothing you confess can make me love you less」

(省略: “どんなことをを打ち明けられても、貴方の過去に何があっても、今の私が持つあなたへの愛は少しも
変わりません” )

また“Lean on Me” という曲はこれまでにも様々なアーティストがカバーしているもう一つの名曲です:

「I‘ll help you carry on, for, it won’t be long, till I‘m gonna need, somebody to lean on.」

(省略: “僕が君の力になるよ。 僕だってもうしばらくしたらきっと誰か頼る人が必要になるさ。”)

 

「Please swallow your pride, If I have things you need to borrow, no one can fill those of your need that you won‘t let it show.」

(省略: “この時だけはプライドをちょっと横に置いて素直に声を出してくれたら、いつでも力になるよ。
僕はこの道ちょっと上がったところにいつでもいるさ。” )

番組が終了する数年前の準優勝者が歌った “The Climb” もまたいい歌詞がありました:

「There‘s always gonna be another mountain. I’m always gonna wanna make it move・・・ ain‘t about how fast I get there, what’s on the other side. It‘s the climb.」

(省略: “障害となる山は次から次へと現れる、その山々をどれだけ早く登れるとか、如何に頂上にたどり着くか、
なんて全然関係無い。 問題は登ることに意義があるのよ。” )

この通り、英語の歌もただ淡々と聞くだけではなく、歌詞の意味をよく理解することで単なる語学力以上の効果が期待できることもたくさんあります。

これまでの日本での常識、文化、感性を突き破った新たな感覚の世界へ。

時には辞書を使わなければならなくともその価値は想像を超えるものとなることがあります。

皆さんもご自分にあった素敵な歌詞探しの旅にでかけてみませんか?



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