“Keep your eyes on the Prize!!”
Idioms & Proverbs (熟語とことわざ),文化と歴史,英語の基本
2019年、明けましておめでとうございます。
皆様の 「New Year’s Resolution」 (新年の抱負) はもうお考えになられましたか?
これは我国、日本のお正月ではもちろん、英語圏だけでもなければ古代ヨーロッパ、あのローマ帝国でも行われていた慣習の一つなんです。
内容は必ず紙に書き下ろして毎日必ず目のつくところに貼ってその年の一年間、 「Keep eyes on the Prize」 (目標から目を離さない) を貫いて生きるんです。
昨年の梅雨の時期にも 「Stop and Smell the Roses」 と題したブログをここで発表しましたが、そこでは 「目指すことばかりに必死になるのではなく、如何にその過程を楽しむか」 についてお話しました。
今日は一年の始まりをきっかけとしてこれを英会話の学習にしぼって英語の 「正しい」 楽しみ方について少し話してみたいと思います。
まず冒頭でも紹介した 「Keep your eyes on the Prize!」 という表現はネイティブが対象を様々なものに変えたいくつもの別バージョンがあります。どれも意味はほとんど一緒:
“Keep your eyes on the ball”
( “ボールから目を離すな!!” )
“Keep your eyes on the money”
( “お金(稼ぐこと)から目を離すな!!” )
などなど。
いずれの表現も “肝心な目標、目的から目を逸らすことが無いよう注意を呼び掛けています。
また、
“ All good things come to those that wait”
( “いいことは待っている人たちにやって来る” 、 “待てば海路の日和あり” )
ということわざがありますが、何をするにしても、確実に “待っていなければ” 何も得ず、目標を達成することもできません。
如何に、この “待つ過程を楽しむか“ が重要であり、どうやって待ち続ける方法を得るか、ということですね。
なぜなら、もし自分がどんなに努力してもそれが結果的に単に無駄な時間を費やしているとすれば非常に悲しい結果になってしまいます。
一つの例、病院の待合室を例えに; 呼ばれるのを待つのが苦痛でも、大好きな本を読んだり、友人と楽しくおしゃべりしたりするのも一つの方法かもしれません。
でもそこでイア―フォンをして大好きな音楽を聞いていたらならば、呼ばれても気付くことはできません。
待つのに疲れてその場から離れてもいけませんよね。
何でも待つ “対象” によって正しい待ち方と間違った待ち方があるんです。
またその方法も人それぞれ。
同じ目標を持つ仲間を見つけて一緒に頑張ることも大変有益な一つの方法になることに間違いありません。
しかし、はたしてその仲間が皆、実際のところ確実に目標に向かっている人たちなのかどうか、逆に目標のことなどすっかり忘れてその場でただ単に楽しむだけの集団なのか、な~んていう場合もちゃんと見極めることが重要ですね。
“birds of a feather flock together”
( “同じ羽毛の鳥は一カ所に集まる”、 “類は友を呼ぶ” )
一見楽しい集団でも、良さそうな人達に見えても、目標を達成することへの意欲が無い集団はその場その時を楽しむだけの先が見えない空しい集まりです。
“Life without a purpose is like a hook without a bait.”
( “目標無しに生きている人は餌をつけていない釣り針のようだ” )
と言うのも昔の人の経験から得た知識なんでしょうね。
また、
「practice makes perfect」
( “練習こそが完璧になる” → “習うより慣れろ!” )
という “ことわざ” は、目標を達成するにあたって欠かすことのできない “練習” という過程があることを教えてくれています。
自分が見つけた仲間たちが如何にこの “練習” という過程を楽しく実行しているか、 これについて考えており、工夫しており、 方法を確実に探っているかどうかなどをよく見つめてみるならば、本当の正しい“仲間” 、結果的に同じ目標に向かって同じ苦労と喜びを分かち合える “真なる友”を見つけられるかもしれません。
なぜなら
“A person is known by the company he keeps”
( “人は付き合う仲間で判断される” → “人の人格は付き合う仲間によって形成される” )
とも言うからです。 さらに、
“ If you lie down with dogs, you will get up with fleas”
( “犬と一緒に寝たらノミだらけになって起きることになる” ⇒ ”人はいずれ付き合う相手に似てくるもの” )
とも言いますね。
最後に、もう一つだけとても良い言葉を紹介しましょう:
“Knock, and the door shall be opened. Ask, and the you shall be given.”
( “叩きなさい、そうすればドアは開かれる。 求めよ、そうすれば与えられるであろう。” )。
この “ことわざ” は現実には “叩き続けなさい”、 “求め続けなさい”、 という意訳で使われることが多く、あきらめずにひたすら目標に目を向けているものだけに勝利はあるのです。
さぁ~今年、2019年もまだ始まって数日しか経っていませんが、皆さんもご存知時間はアッという間に過ぎていきます。
これを機にちゃんと 「New Year’s Resolution」 をたてて今年こそ、去年とは違う一年にしましょう!!
元気良く大いに笑って一緒に盛り上げていきましょう!!
Happy New Year!!!!
ハラケン・イングリッシュ
代表
「ハラケン」より、