THINK before you talk!!

単語と語彙,英語の基本

英会話を勉強中の皆さん、安心してください!

実際のところ、英語のネイティブたちは英語を完全に流暢に話せなくともすぐ怒ったりイライラいしたりなんてしません。(全員が全員ではありませんが・・・、)

英語を母国語とするネイティブらは、皆さんが英語に必死に取り組んでいることをそれなりに感謝している人も少なくありません。

少なくとも私の知る限り、私が見てきた、また私の知っているネイティブらは皆そういった意味では寛大です。

でも彼らが我慢しない時、我慢できない場合というのは語学力が劣る時ではなく、人としての基本的なコミュニケーション力が劣る時また場合に感情を露わにするんです。

 

コミュニケーション力、それはどれだけの単語や表現を知識として蓄えているかではなく、人が人と接するときの根本的なマナー、接し方、姿勢または態度のことを意味します。

これは決して特定の言語に特化したものではありません。

世界全国、どんな言語においても共通の常識となる、「人との会話の基本」ですね。

 

アメリカでは小学生の時に「THINK」を教わります。

これは自分が発言する前に何をどう言うかをよく考えてから話すことを意味します。

そう、つまり自分の発言が相手にとってどう思われるか、感じられるか、とられるかをよく考えてから言うことを常に頭に入れておくということ。

 

T:True? (事実?)

H:Helpful? (相手にとって役立つ内容?)

I:Inspiring? (相手を元気付ける内容?)

N:Necessary? (どうしても言わないとダメ?)

K:Kind? (温かい、親切な内容になっているか?)

 

もちろん、英語のネイティブの全員が必ずしもこれらを全て守り切れているということではありませんが、義務教育の小学生時代に教わる一つの常識となっていることには間違いありません。

従って、これに沿った内容ではない発言に対しては;

「Keep it to yourself!!」

(自分の中に秘めておけ!)という返し言葉が定番表現になっているぐらいです。

 

ウォルト・ディズニーの映画、「バンビ―」の中でも同じ意味をもつ名セリフがありますよね?:

「My mama used to say, if you can’t say anything nice, then don’t say nothin’ at all.」

(思いやりのある言葉が言えないなら口を閉じて何も言うなっていつも母さんが言ってたよ。)

 

高いコミュニケーション力を持っているということ、それは常に相手の気持ちを理解する「努力」をすることです。

他人を傷つけるような発言はもちろん、例えどこの国の人であっても、どんな職業、立場、また関係においても相手を差別したり相手の理解、能力を試してみたり、結果的に罠にかけるような行為、発言も全てこのコミュニケーション力に欠ける行為となっちゃいます。

 

言語の習得、特に英語に関して日本ではまだまだ表面的な知識上だけの学習が強調されているようですが、英語は日本語ではない、という事実に変わることなく、言語が変わればまたその言語を使う人々の感性、感覚や常識も変わります。

単なる語学の勉強ではなく、全世界において共通、常識となっているこのコミュニケーション力を高める教育でこそ、他国と同様に幼いころから始めるべきなのでは?とつくづく感じます。



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